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一条工務店の床暖房を外す選択と減額の可能性を徹底解説

★★【タイトル】★★

▼▼【ディスクリプション】▼▼

#イントロダクション

一条工務店といえば「家は、性能。」というキャッチコピーが示す通り、業界トップクラスの高気密・高断熱住宅を提供するハウスメーカーとして知られています。中でも全館床暖房は、多くの施主が採用を決める大きな理由の一つとなっている人気の標準仕様です。しかし、予算の調整やライフスタイルの変化、あるいは「そこまでの設備は必要ないのではないか」という考えから、一条工務店で床暖房を外すことを検討する方が増えています。

実際に打ち合わせを進める中で、「建築費用を少しでも抑えたい」「固定資産税を節約したい」「乾燥が気になる」といった理由で、標準装備されている床暖房をキャンセルできないかと悩むケースは少なくありません。特に最近登場した規格住宅商品のHUGme(ハグミー)などでは、床暖房が標準ではなくオプション設定になっている場合もあり、選択の幅が広がっています。一方で、看板商品であるi-smartやグランセゾンにおいて床暖房を外すことが可能なのか、またその場合にどれくらいの減額が見込めるのかは、契約前にしっかりと確認しておきたい重要なポイントです。

床暖房を設置しないことで得られるメリットは、単なる初期費用の削減だけではありません。将来的なメンテナンスコストの低減や、不凍液の交換といった手間の削減、さらには固定資産税の評価額ダウンによるランニングコストの圧縮など、長期的な視点で見ると大きな金額の差が生まれる可能性があります。しかしその反面、全館床暖房ならではの「家じゅうどこでも暖かい」という快適性を手放すことによるデメリットも無視できません。冬場の浴室やトイレの寒さ対策、エアコン暖房による風や乾燥の問題など、実際に住み始めてから後悔しないためには多角的な検討が必要です。

この記事では、一条工務店で床暖房を外すという選択が現実的なのか、そしてその決断が家計や住み心地にどのような影響を与えるのかを徹底的に掘り下げていきます。減額の目安から固定資産税への影響、エアコンのみで生活する場合の電気代や快適性の違いまで、これから家づくりを進める方が知っておくべき情報を網羅しました。ぜひ最後までお読みいただき、ご自身にとって最適な暖房計画を立てるための参考にしてください。



この記事で分かる事、ポイント
  • 一条工務店で床暖房を外すことが可能な商品とその条件
  • 全館床暖房をキャンセルした場合の建築費用の減額目安
  • 床暖房の有無が固定資産税に与える長期的な影響と金額差
  • 将来発生する床暖房設備のメンテナンス費用と手間
  • 床暖房なしでエアコン暖房にした場合の電気代の比較
  • 高気密高断熱住宅における冬場の乾燥対策と寒さへの懸念
  • ライフスタイルに合わせた最適な暖房設備の選び方


一条工務店で床暖房を外すための条件と減額の目安



この章のポイント
  • ハグミーなら床暖房なしのプランも選択可能
  • i-smartで床暖房を外すと減額はいくらになるか
  • 固定資産税への影響と長期的なコストの差
  • 将来的なメンテナンスの費用や手間を考慮
  • 床暖房がいらないと感じる理由とライフスタイル

ハグミーなら床暖房なしのプランも選択可能

一条工務店の商品ラインナップの中で、比較的低価格帯に位置する規格住宅商品「HUGme(ハグミー)」は、これまでの主力商品とは異なる仕様設定が注目を集めています。従来のi-smartやi-cubeといった商品は「全館床暖房が標準仕様」であることが最大の特徴であり、施主が望むかどうかにかかわらず最初からプランに組み込まれていました。しかし、ハグミーにおいては全館床暖房が標準装備ではなくオプション扱いとなっているため、最初から床暖房なしのプランを選択することが可能です。

これは、建築コストを抑えて高性能な住宅を手に入れたいと考えている層にとっては非常に大きなメリットと言えるでしょう。ハグミーは規格住宅であるため間取りの自由度は注文住宅に比べて制限されますが、その分、坪単価が抑えられており、一次取得者層やコストパフォーマンスを重視する方々に支持されています。床暖房を必須としない選択ができることで、初期費用をさらに圧縮し、予算を他の内装や設備、あるいは将来の貯蓄に回すことができるようになります。

また、地域によっては冬の寒さがそれほど厳しくないエリアもあります。温暖な地域に住んでいる場合、全館床暖房というハイスペックな設備はオーバースペックに感じられることもあるでしょう。そのような場合、ハグミーのように柔軟に設備を選択できる商品は非常に魅力的です。もちろん、オプションとして床暖房を追加することも可能ですが、最初から「なし」を選べるという選択肢があること自体が、一条工務店の新しい試みであり、顧客のニーズに寄り添った形と言えます。

さらに言えば、床暖房を採用しないことで、床材の選択肢が広がるという副次的なメリットも生まれます。床暖房対応のフローリングである必要がなくなるため、無垢床など、より自然な質感を楽しめる床材を選びやすくなる可能性があります。ただし、一条工務店の仕様ルール内での選択となるため、担当の営業や設計士に確認が必要ですが、床暖房による制約が減ることは、インテリアにこだわりたい施主にとっては嬉しいポイントかもしれません。

このように、ハグミーを選択することで、一条工務店の誇る高い断熱性能や気密性能はそのままに、暖房設備に関しては自分たちの生活スタイルや予算に合わせて取捨選択ができるようになります。「一条工務店の性能は魅力だが、床暖房までは必要ない」と考えている方にとって、ハグミーはまさに理想的な選択肢となり得るのです。

i-smartで床暖房を外すと減額はいくらになるか

一条工務店の主力商品である「i-smart(アイスマート)」において、標準仕様となっている全館床暖房を外すことは可能なのでしょうか。また、もし外すことができた場合、どれくらいの減額が見込めるのかは、多くの施主が気にするポイントです。結論から申し上げますと、i-smartにおいて床暖房を完全に外すことは、基本的には「可能」ですが、期待するほどの大きな減額にはならないケースが多いというのが実情です。

i-smartは、工場で生産された部材を現場で組み立てる工法を採用しており、壁パネルや床パネルなどの主要構造部があらかじめ規格化されています。この規格の中に床暖房の配管システムが組み込まれていることが多く、これを個別に「外す」という変更を行うことは、製造ラインの工程を変えることになりかねません。そのため、一条工務店側としては標準仕様からの変更を極力避ける傾向にあり、減額幅も単に部材費を引いた金額にはならず、調整費などがかかって相殺されてしまうことがあります。

具体的にどれくらいの減額になるかは、その時期のキャンペーンや契約内容、建物の大きさ(坪数)によって異なりますが、過去の事例や口コミを参照すると、全館床暖房をカットしても数十万円程度の減額にとどまることが多いようです。坪単価にして数千円から1万円程度のダウンという声も聞かれますが、総額数千万円の買い物に対しての影響度としては限定的と言わざるを得ません。一般的なハウスメーカーで床暖房をオプションで入れると100万円以上かかることを考えると、外したときの減額幅が小さいことに不満を感じる方もいるでしょう。

しかし、減額幅が小さいからといって諦めるのは早計です。例えば、全館ではなく一部のエリアだけ床暖房の配管を施工しないように依頼することは可能な場合があります。食品庫(パントリー)や床下収納がある場所などは、暖めたくないためにあえて配管を避ける施工が行われます。これを応用して、使用頻度の低い部屋や納戸などの床暖房を外すことで、わずかながらコストダウンを図ることはできるかもしれません。ただし、これも「減額」というよりは「施工の変更」扱いとなり、費用対効果が見合うかどうかは慎重な判断が必要です。

また、i-smartの魅力は「標準仕様の充実」にあります。全館床暖房がパッケージされているからこそのコストパフォーマンスであり、これを外してしまうと、i-smartを選ぶメリットの一部を自ら手放すことにもなりかねません。一条工務店の全館床暖房は、ヒートポンプ式の温水床暖房であり、ランニングコストも比較的安く抑えられています。初期費用の減額を狙って外した結果、後から導入しようとしてもリフォームでは莫大な費用がかかるため、将来的な資産価値も含めて検討する必要があります。

どうしても減額を優先したい場合は、i-smartではなく、前述のハグミーや、あるいはi-cubeなど他の商品ラインナップで仕様変更が可能か相談してみるのも一つの手です。または、床暖房以外の部分、例えば住宅設備(キッチンや洗面台)のグレード調整や、延床面積の縮小などでコストコントロールを行う方が、i-smartの良さを活かしつつ予算内に収めるための現実的なアプローチとなることが多いでしょう。

固定資産税への影響と長期的なコストの差

家を建てた後に毎年支払い続けることになる固定資産税。この税額決定において、実は床暖房設備の有無が大きな影響を与えることをご存知でしょうか。固定資産税は、家屋の評価額に基づいて算出されますが、この評価額を決める要素の一つに「建物の設備」が含まれています。そして、床暖房は設備の中でも比較的評価点が高く設定されている項目の一つなのです。

一般的に、温水式床暖房が設置されている場合、施工面積に応じて評価額が加算されます。全館床暖房となれば、家中の床面積のほぼ全てが対象となるため、その加算額は決して無視できないものになります。あくまで目安ですが、全館床暖房の有無によって、固定資産税が年間で数千円から1万円以上高くなるケースも珍しくありません。これが30年、40年と続くと考えると、トータルでのコスト差は数十万円に膨れ上がる可能性があります。

一条工務店の全館床暖房は非常に快適な設備ですが、この「見えないランニングコスト」である固定資産税については、契約前のシミュレーションで見落とされがちです。もし、床暖房を外すことで固定資産税評価額を下げることができれば、住宅ローンの返済とは別の部分で家計の負担を軽減できることになります。特に、都市計画税も課税される地域であれば、評価額の影響はさらに大きくなるため、節税効果はより顕著になります。

また、固定資産税だけでなく、長期的なコスト差を考える上では設備の更新費用も考慮に入れる必要があります。床暖房は建物と一体化しているため、簡単には取り外せません。しかし、税金の評価上は「贅沢な設備」として扱われ続けることになります。一方で、エアコンは家電製品扱いとなるため、家屋の固定資産税評価額には含まれません。高機能なエアコンを何台設置しても、それによって固定資産税が上がることはないのです。この点は、長期的な維持費をシミュレーションする上で非常に重要な視点となります。

もちろん、固定資産税を安くするためだけに快適性を犠牲にするのは本末転倒かもしれません。しかし、「床暖房は絶対に必要なのか?」と迷っている方にとっては、この税金面でのコスト差は判断材料の一つになるはずです。もしハグミーなどの商品を選択し、床暖房なしでエアコン中心の暖房計画を立てた場合、初期費用の減額だけでなく、入居後の税負担も軽くなるというダブルの経済的メリットを享受できる可能性があります。

さらに詳しく見ると、家屋の評価額は経年によって下がっていきますが(経年減点補正)、設備の点数がゼロになるわけではありません。建物が存在する限り、床暖房設備に対する課税評価は一定の割合で残り続けます。つまり、床暖房を設置するということは、家の生涯にわたって少し多めの税金を払い続ける契約を結ぶことと似ています。この長期的なコストを許容してでも全館床暖房の快適さを手に入れたいか、それともコストを優先して別の暖房手段を選ぶか、ご自身の価値観と照らし合わせて検討することが大切です。

将来的なメンテナンスの費用や手間を考慮

住宅設備には必ず寿命があり、いつかはメンテナンスや交換が必要になります。これは一条工務店の全館床暖房システムも例外ではありません。床暖房を導入する際に忘れてはならないのが、将来的に発生するメンテナンス費用と手間です。これらを事前に把握しておかないと、10年後、20年後に思わぬ出費に直面することになりかねません。

まず、一条工務店の床暖房は温水式を採用しています。床下のパイプにお湯を循環させて部屋を暖める仕組みですが、このパイプの中を流れる「不凍液」は定期的な交換が必要です。メーカーの推奨では、およそ10年に1回の頻度で全量の交換が勧められています。この不凍液交換にかかる費用は、家の大きさや配管の長さにもよりますが、数万円から10万円程度が目安と言われています。これはエアコンのクリーニング費用と比較しても高額であり、定期的に必ず発生するランニングコストとして計算に入れておく必要があります。

次に、お湯を作り出し循環させる心臓部である「ヒートポンプ室外機」と「ヘッダーボックス(循環ポンプ)」の故障リスクです。これらは機械部品であるため、一般的なエアコンと同様に10年から15年程度で寿命を迎えることが多いです。もし故障して交換が必要になった場合、その費用は数十万円単位になることもあります。特に全館床暖房の場合、システム全体を制御しているため、一部品が故障しただけで家全体の暖房が停止してしまうリスクも考慮しなければなりません。真冬に故障した場合、修理までの期間をどう過ごすかという問題も発生します。

さらに、床下の配管自体の耐久性についても考える必要があります。一条工務店で使用されている架橋ポリエチレン管は高耐久で、50年以上の耐久性があると言われていますが、万が一、釘打ち事故や地震などの物理的な要因で配管から水漏れが発生した場合、その補修工事は大規模なものになります。床を剥がして修理する必要が出てくるため、費用も手間も甚大です。確率は低いとはいえ、床下に水が回るリスクを完全にゼロにすることはできません。

一方で、床暖房を外してエアコンのみで暖房を行う場合、メンテナンスは非常にシンプルになります。エアコンのフィルター掃除は自分で行えますし、故障した場合もその部屋のエアコンを買い替えるだけで済みます。最新のエアコンに買い替えることで省エネ性能が向上し、電気代が安くなるというメリットも享受できます。床暖房の場合は設備が建物に組み込まれているため、技術革新による恩恵を受けにくいという側面もあります。

メンテナンスの手間という観点でも、床暖房には注意点があります。シーズン初めの試運転や、不凍液の水位確認、室外機の周りの除雪など、ユーザー自身が気を配るべきポイントがいくつかあります。これらを煩わしいと感じるか、快適な生活のための必要な作業と捉えるかは人それぞれです。しかし、「メンテナンスフリーで楽に暮らしたい」と考えている方にとっては、複雑な設備を持たないシンプルな家づくりの方が合っている可能性もあります。床暖房を外すという選択は、将来のメンテナンスの不安や手間から解放されるという意味でも、一つの合理的な判断と言えるでしょう。

床暖房がいらないと感じる理由とライフスタイル

「せっかく一条工務店で建てるなら床暖房は必須」という意見が多い一方で、実際に生活を始めてから「意外と使わなかった」「我が家には必要なかった」と感じるユーザーも一定数存在します。また、契約前の段階で自分のライフスタイルと照らし合わせ、あえて床暖房を外す選択をする方もいます。では、どのような理由やライフスタイルの場合に、床暖房が「いらない」と判断されるのでしょうか。

まず挙げられるのが、「暑がりである」「厚着で過ごすのが好き」という個人の体感や習慣です。一条工務店の家は超高気密・高断熱であるため、一度暖まると熱が逃げにくく、床暖房の設定温度を最低にしていても「暑い」と感じることがあります。特に、冬でもTシャツ一枚で過ごしたいというわけではなく、スウェットやフリースを着て過ごすのが苦でない人にとっては、全館床暖房の暖かさは過剰に感じられるかもしれません。また、寝るときに布団をしっかり掛ける人にとっては、寝室まで暖かいと逆に寝苦しいという声も聞かれます。

次に、共働きで日中は家を空けることが多いご家庭の場合です。全館床暖房は立ち上がりに時間がかかるため、24時間つけっぱなしにするのが基本的な運用方法です。しかし、誰もいない昼間の時間帯もずっと家全体を暖め続けることに「もったいない」という心理的な抵抗を感じる方もいます。「帰宅してからエアコンですぐに暖まれば十分」「いる部屋だけ暖かければいい」という割り切った考え方を持つ方にとっては、全館常時暖房のシステムはライフスタイルに合わない可能性があります。

また、無垢材の床を楽しみたいというインテリアへのこだわりも大きな理由になります。床暖房を採用すると、熱による反りや割れを防ぐために、使用できる床材が床暖房対応品に限定されます。一条工務店の標準フローリングも高品質ですが、どうしても特定の無垢材や特殊な素材を使いたい場合、床暖房が足かせになってしまいます。床の質感やデザインを最優先したい施主にとって、床暖房を外すことは理想の空間を実現するための手段となります。

さらに、転勤が多い、あるいは将来的に売却や賃貸に出す可能性がある場合も考慮すべき点です。特殊な設備は、次の住人にとって必ずしもプラスになるとは限りません。操作方法が複雑だったり、メンテナンスコストがかかったりすることを敬遠される場合もあります。一般的なエアコン暖房であれば、誰でも直感的に使え、故障時の対応も容易であるため、汎用性が高いと言えます。

最後に、ペットを飼っている場合です。床暖房は人間には快適でも、体温調節が苦手な犬や猫にとっては暑すぎて逃げ場がないという状況を生むことがあります。床が暖かすぎると低温やけどのリスクがあったり、フローリングが滑りやすかったりと、ペットの種類によっては不向きな環境になることも。ペットのために床にカーペットやマットを敷くのであれば、床暖房の熱効率が落ちてしまうため、結局意味がなくなってしまうという矛盾も生じます。このように、家族構成やペット、生活リズムなどを総合的に見つめ直すと、必ずしも「全館床暖房=正解」とは限らないことが見えてきます。


一条工務店で床暖房を外すメリットとデメリットを比較



この章のポイント
  • エアコンを代替暖房として使う場合の注意点
  • 冬場の過度な乾燥を防げるという利点
  • 電気代は床暖房とエアコンでどう変わるか
  • 全館床暖房をやめることによる寒さへの懸念
  • まとめとして一条工務店で床暖房を外すか決める

エアコンを代替暖房として使う場合の注意点

床暖房を外す選択をした場合、主たる暖房器具として活躍するのはエアコンになります。一条工務店の家は「魔法瓶のような家」と形容されるほど断熱性が高いため、高性能なエアコンが1〜2台あれば、理論上は家全体を暖めることが可能です。しかし、床暖房からエアコンに切り替えるにあたっては、いくつかの注意点を理解し、対策を講じておく必要があります。

まず一つ目は、風が直接体に当たる不快感です。床暖房は「ふく射熱(遠赤外線)」を利用して床からじわじわと部屋全体を暖めるため、風が発生しません。一方、エアコンは温風を吹き出して空気を対流させることで室温を上げます。この温風が顔や体に当たり続けると、不快に感じたり、肌や目が乾きやすくなったりします。これを防ぐためには、エアコンの設置位置や風向きの調整が重要です。人が長時間座るソファやベッドに直接風が当たらないように配置を計画し、サーキュレーターやシーリングファンを併用して、風を感じさせずに空気を循環させる工夫が求められます。

二つ目は、足元の冷えです。「頭寒足熱」という言葉がある通り、足元が暖かいと人間は快適に感じますが、エアコン暖房は暖かい空気が天井付近に溜まりやすく、どうしても足元が冷えがちです。一条工務店の家は基礎断熱もしっかりしているため、一般住宅ほどの底冷えはありませんが、それでも直接熱を発する床暖房の快適さには及びません。この対策として、厚手のラグやカーペットを敷く、ルームシューズや靴下で調整する、あるいは冬場だけホットカーペットを併用するといった工夫が必要になるかもしれません。

三つ目は、各部屋の温度差です。全館床暖房なら廊下や脱衣所、トイレまで均一に暖まりますが、エアコン暖房の場合、ドアを閉め切ってしまうと暖気が届かない部屋が出てきます。これを解消するためには、各部屋のドアを開け放して空気を循環させるか、各個室にエアコンを設置する必要があります。しかし、プライバシーの観点からドアを開けっ放しにするのが難しい場合もありますし、全室にエアコンをつけると導入コストがかさんでしまいます。家全体の空気をどう動かすか、間取りの段階から空調計画を綿密に練ることが、エアコン暖房で快適に過ごすための鍵となります。

四つ目は、室外機の設置場所と騒音です。寒冷地でエアコン暖房を行う場合、室外機が霜取り運転を行う頻度が増えます。その際、一時的に暖房が止まったり、室外機から異音や排水が出たりすることがあります。隣家との距離が近い場合、室外機の音がトラブルの原因になることもあるため、設置場所には配慮が必要です。また、大雪が降る地域では室外機が雪に埋もれないよう、架台を高くするなどの対策も必須となります。

最後に、エアコンの選定です。高気密高断熱住宅では、一般的な畳数目安よりも小さな容量のエアコンで十分機能することが多いですが、あまりに能力が低いものを選ぶと、急速に暖めたい時にパワー不足を感じることがあります。逆に大きすぎる能力のものを選ぶと、頻繁にオンオフを繰り返して(サーモオフ)、湿度が戻ってしまったり、電気代の効率が悪くなったりします。家の断熱性能(Q値・UA値)に見合った最適な機種を選定するためには、専門知識を持った設計士やエアコン業者への相談が不可欠です。

冬場の過度な乾燥を防げるという利点

一条工務店の家に住むユーザーから冬場によく聞かれる悩みの一つに「乾燥」があります。全館床暖房は、家中の温度を上げることで相対湿度を大きく下げてしまうため、何もしなければ湿度が20%〜30%台まで低下し、カラカラの状態になることが珍しくありません。喉の痛み、肌荒れ、ウイルスの活性化など、乾燥による弊害は深刻です。この「過乾燥」を少しでも緩和できる可能性があるのが、実は床暖房を外すという選択なのです。

もちろん、エアコン暖房であっても室温を上げれば相対湿度は下がります。しかし、床暖房とエアコンでは、乾燥の感じ方や対策のしやすさに違いがあります。全館床暖房の場合、24時間家全体を暖め続けるため、常に湿度が低い状態がキープされ、洗濯物の部屋干し程度では湿度がなかなか上がりません。強力な加湿器を各部屋に置いてフル稼働させなければ、快適な湿度(40%〜60%)を保つのは至難の業です。給水の手間や電気代、加湿器のメンテナンス(カルキ汚れの除去など)に疲弊するオーナーも少なくありません。

一方、エアコン暖房の場合、必要な時だけ、必要な部屋だけを暖める「間欠運転」や「局所暖房」が可能です。人がいない部屋や就寝中の温度を低めに設定することで、家全体の過度な乾燥をある程度防ぐことができます。また、最近のエアコンには加湿機能が付いた上位機種や、湿度戻りを抑える制御機能を持つものも登場しています。さらに、エアコンの風を利用して濡れタオルや洗濯物を乾かすことで、気化式加湿器と同じ原理で効率よく加湿することも可能です。床暖房には風がないため、この「風を利用した加湿」ができないのが意外なデメリットでもあります。

また、体感温度の関係も無視できません。床暖房は床からの放射熱で暖めますが、室温自体もかなり上げないと「暖かい」と感じにくい場合があります。室温が高くなればなるほど、空気中に含むことができる水分量(飽和水蒸気量)が増え、同じ水分量でも相対湿度は下がります。対してエアコンやこたつ、ホットカーペットなどを併用して「採暖」を行うスタイルであれば、室温をそこまで上げなくても局所的に暖かさを感じられるため、結果として部屋全体の湿度低下を緩やかにできる可能性があります。

乾燥対策として加湿器を使うにしても、床暖房のない家の方が加湿効率が良い場合があります。床暖房による上昇気流は微弱ですが、家全体を乾燥させる力は強力です。エアコンの気流に乗せて加湿された空気を部屋中に回す方が、湿度のムラをなくしやすいという意見もあります。特にハグミーなどで床暖房なしを選択した場合、高性能な「ロスガード90(熱交換換気システム)」に保湿機能(デシカント方式など)を追加するオプションを検討するのも良いでしょう。床暖房による強制的な乾燥圧力がない分、加湿コントロールがしやすくなり、冬場の肌や喉の健康を守りやすくなるかもしれません。

もちろん、「一条工務店の家はとにかく乾燥する」というのは高気密住宅の宿命でもあります。床暖房を外したからといって、加湿が不要になるわけではありません。しかし、全館床暖房特有の「逃げ場のない乾燥」から解放され、自分たちで湿度をコントロールしやすい環境を作れるという点は、乾燥肌の方や小さなお子様がいる家庭にとって見逃せないメリットと言えるでしょう。

電気代は床暖房とエアコンでどう変わるか

「床暖房とエアコン、どちらが電気代が安いのか?」これは多くの人が抱く疑問であり、家計を預かる主婦・主夫にとっては切実な問題です。結論を先に述べると、近年の高効率エアコン(APF値が高いもの)を上手に使った場合、エアコン暖房の方がトータルの電気代は安くなる傾向にあります。ただし、これには家の断熱性能や運転方法、契約している電気料金プランが大きく関わってきます。

一条工務店の全館床暖房はヒートポンプ式を採用しており、従来のガス式や電気ヒーター式に比べれば格段に省エネです。しかし、家全体を24時間暖め続けるという性質上、どうしても消費電力量の総量は大きくなります。特に厳寒期には、ヒートポンプがフル稼働し、電気代が月3万円〜5万円(オール電化の総額)に達することも珍しくありません。もちろん、家中のどこに行っても寒くないという圧倒的な快適さと引き換えのコストですが、節約志向の方にとっては負担に感じる金額でしょう。

対してエアコン暖房は、必要な部屋だけを暖めることができます。高気密高断熱の一条工務店の家であれば、一度暖まった空気は逃げにくいため、エアコンの負荷は非常に小さくなります。例えば、LDKにあるメインのエアコン1台を弱運転させておくだけで、1階全体がほんのり暖かくなることもあります。人がいない2階の個室や、夜間のリビングなどの暖房をオフにする、あるいは設定温度を下げることで、消費電力を細かくコントロールできるのがエアコンの強みです。

実際に、床暖房を使用せずにエアコンのみで冬を越した一条工務店オーナーの報告によると、床暖房使用時に比べて電気代が数千円から1万円程度安くなったというデータも散見されます。特に春先や秋口のような、本格的な冬になる前後の時期は、床暖房だと「つけたら暑い、消したら寒い」という調整の難しさがありますが、エアコンならこまめにオンオフができるため、無駄な電気を使わずに済みます。

ただし、注意点もあります。一条工務店では、太陽光発電システムを大容量で搭載するケースが多く、昼間の発電分を自家消費に回すことができます。蓄電池と組み合わせれば、夜間の買電量を減らすことも可能です。この「創エネ」システムとうまく連携させれば、全館床暖房の電気代も実質的な負担額としては抑えられます。逆に、エアコン暖房であっても、旧式の効率の悪い機種を使ったり、設定温度を極端に高くしたりすれば、電気代は跳ね上がります。

また、電気料金プランの影響も大きいです。深夜電力が安いプランを契約している場合、床暖房の蓄熱性を活かして夜間にしっかり暖め、昼間は余熱で過ごすという運用でコストダウンが図れます。エアコンには蓄熱機能がないため、基本的に「使っている時間=電気代がかかる時間」となります。昼間の電気代が高い時間帯に在宅してエアコンを使う場合、思ったほど節約にならない可能性もあります。

結局のところ、コストパフォーマンスで言えば「部分的なエアコン暖房」に軍配が上がりますが、家全体の温度バリアフリーを実現している床暖房の「価値」をどう評価するかで捉え方は変わります。月々の電気代差額を「快適税」として割り切れるなら床暖房は最高の設備ですが、徹底的にランニングコストを削減したいなら、床暖房を外して高効率エアコンでの運用を目指すのが賢い選択と言えるでしょう。

全館床暖房をやめることによる寒さへの懸念

「一条工務店で床暖房を外して、本当に寒くないのか?」これが最大の懸念点でしょう。一条工務店を選ぶ最大の動機が「暖かさ」である場合、それを手放すことへの不安は尽きません。この問いに対する答えは、「家の性能(断熱・気密)が担保されていれば、凍えるような寒さにはならないが、床暖房特有の『質の高い暖かさ』は失われる」となります。

一条工務店の住宅性能(断熱等級6〜7相当、C値0.5以下など)は、日本の住宅の中でもトップクラスです。この器(うつわ)としての性能が高ければ、熱源が床暖房であろうとエアコンであろうと、外の寒気が中に侵入しにくく、中の熱が逃げにくいという事実は変わりません。したがって、昔の木造住宅のような「隙間風が寒くてどうしようもない」「ストーブの前から動けない」という状況にはなりません。エアコン1台稼働させておけば、シャツ一枚で過ごせる室温を維持することは十分に可能です。

しかし、「寒くない」と「快適である」はイコールではありません。全館床暖房の真価は、床そのものが発熱体であることによる「ふく射熱」の効果にあります。足の裏から直接伝わる温もりや、壁や天井までほんのり暖まる遠赤外線効果は、エアコンの温風では再現できないものです。特に、冬の朝起きて布団から出た瞬間の一歩目や、お風呂上がりの脱衣所、夜中のトイレなどが「寒くない(むしろ暖かい)」という体験は、一度味わうと戻れないほどの感動があります。

床暖房を外した場合、これらの場所(廊下、脱衣所、トイレ、玄関など)は、LDKなどの居室に比べてどうしても室温が低くなります。これを「ヒートショックのリスク」と捉えるか、「当たり前のこと」と捉えるかは個人差があります。もし高齢の家族がいる場合や、温度差に敏感な体質の方がいる場合は、全館空調の一種である全館床暖房の恩恵は計り知れません。これを外すことで、トイレ用の小型ヒーターを用意したり、お風呂に入る前に脱衣所を暖めたりといった、従来通りの「寒さ対策」が必要になる可能性があります。

また、床の冷たさについても考慮が必要です。一条工務店の床下には十分な断熱材が入っていますが、熱源がない床は、室温より低くなるのが物理の法則です。室温が22℃あっても、床が18℃〜20℃だと、足元から体感温度が下がり、肌寒さを感じることがあります。スリッパを履けば解決する問題ではありますが、素足で過ごす開放感を求めているなら、床暖房なしは少し物足りなく感じるでしょう。

結論として、ハグミーなどで床暖房なしを選択しても、家の基本性能が高いため「生活できないほど寒い」ということはまずありません。一般的な建売住宅や断熱性能の低い注文住宅に比べれば、天国のように暖かいはずです。しかし、i-smartのモデルハウスで体験したあの「どこに行ってもポカポカ」という感覚とは別物になることは覚悟しておく必要があります。「寒くない家」を目指すなら床暖房なしでも合格点ですが、「最高に暖かい家」を目指すなら、やはり床暖房は必須アイテムと言えるでしょう。

まとめとして一条工務店で床暖房を外すか決める

ここまで、一条工務店で床暖房を外すための条件、減額の目安、メリット・デメリットについて詳しく解説してきました。最終的に「外す」か「採用する」かを決めるためには、自分たちの優先順位を明確にすることが不可欠です。

もしあなたが、「初期費用を極限まで抑えたい」「固定資産税などのランニングコストを安くしたい」「乾燥が苦手で湿度管理を重視したい」「メンテナンスの手間を減らしたい」「必要最低限の暖房で十分」と考えているなら、ハグミーなどを選び、床暖房を外す選択は非常に合理的であり、満足度の高い家づくりにつながるでしょう。高性能な躯体(くたい)があれば、エアコン暖房でも十分に快適な冬を過ごせます。

一方で、「家中の温度差をなくしてヒートショックを防ぎたい」「足元の冷えから解放されたい」「風のない静かな暖房が良い」「モデルハウスで体験したあの暖かさが忘れられない」「将来的な資産価値も考慮したい」と考えているなら、迷わず全館床暖房を採用すべきです。減額のために無理に外してしまうと、住んでから「やっぱりつけておけばよかった」と後悔する可能性が高いです。特にi-smartなどの上位グレードを選ぶなら、その標準仕様の恩恵を最大限に受けることが、コストパフォーマンスを最大化することにもつながります。

家づくりに正解はありません。大切なのは、メリットだけでなくデメリットもしっかりと理解し、納得した上で決断することです。この記事で紹介した情報を参考に、ご家族でしっかりと話し合い、後悔のない選択をしてください。一条工務店の家は、床暖房があってもなくても、素晴らしい性能を持った家であることに変わりはありません。あなたにとって最高の住環境が実現できることを願っています。



この記事のまとめ
  • ハグミーなら床暖房なしのプランが選択可能
  • i-smartで床暖房を外しても大幅な減額は期待できない
  • 部分的に配管を抜く施工も検討の余地あり
  • 床暖房を外すと固定資産税評価額が下がり節税になる
  • 不凍液交換やヒートポンプ故障などの将来コストがなくなる
  • メンテナンスの手間から解放されるメリットがある
  • エアコン暖房なら過度な乾燥を防ぎやすい
  • 高効率エアコンを使えば電気代は床暖房より安くなる傾向
  • 床暖房なしでも高気密高断熱のため極端には寒くない
  • ただし足元の暖かさや全館均一な室温は失われる
  • エアコンの風や設置場所には配慮が必要
  • ライフスタイルや暑がりの体質に合わせて判断すべき
  • 初期費用だけでなく30年単位の総コストで比較する
  • 快適性を最優先するなら全館床暖房は外すべきではない
  • 予算と生活スタイルを天秤にかけ最適な選択を


 

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