理想のマイホーム…

注文住宅で一条工務店を検討されているあなたは、おそらく性能の高さや標準仕様の充実度に魅力を感じていることでしょう。
しかし同時に、実際の評判はどうなのか、坪単価や最終的な価格はどのくらいになるのか、といった具体的な疑問や、家づくりで後悔したくないという強い思いもお持ちではないでしょうか。
インターネットで情報を集めると、良い口コミもあれば、気になるデメリットを指摘する声も見つかり、一体何を信じれば良いのか分からなくなってしまうかもしれません。
特に、一条工務店の特徴である高い住宅性能を最大限に活かすためには、そのメリットとデメリットを深く理解しておくことが不可欠です。
また、i-smartをはじめとする人気商品の中から、自分のライフスタイルに合ったものを選び、充実した標準仕様をどう活かすか計画することも重要になります。
平屋の建築を考えている方も、一条工務店の商品ラインナップは気になるところでしょう。
家は一生に一度の大きな買い物ですから、住宅展示場へ足を運ぶ前に、アフターサービスの内容も含めて、信頼できる情報をしっかりと集めておきたいと考えるのは当然のことです。
この記事では、そのようなあなたの疑問や不安を解消するために、注文住宅で一条工務店を選ぶ際に知っておくべき情報を網羅的に解説していきます。
fa-hand-pointer-o
この記事で分かる事、ポイント
- 一条工務店のリアルな評判や口コミ
- 具体的な坪単価と総額の目安
- 家づくりで後悔しやすいポイントと対策
- 事前に把握すべきデメリットや注意点
- 他社と差別化される一条工務店ならではの特徴
- 「i-smart」など人気商品の詳細と性能
- 充実した標準仕様とアフターサービスの内容
注文住宅で一条工務店を選ぶ際の評判と特徴
fa-ellipsis-v
この章のポイント
- 実際に建てた人から見た評判はどうか
- 気になる坪単価と価格の相場
- 家づくりで後悔しないためのポイント
- 知っておくべきデメリットと注意点
- 他社にはない一条工務店の特徴とは
実際に建てた人から見た評判はどうか

注文住宅を一条工務店で建てることを考えたとき、最も気になるのが実際に家を建てた人たちの生の声、すなわち評判だと思います。
インターネット上には様々な口コミが溢れていますが、その内容は賛否両論であることが多いでしょう。
まず、良い評判として頻繁に挙げられるのは、やはりその住宅性能の高さです。
特に「全館床暖房」は一条工務店の代名詞とも言える設備であり、冬でも家中どこにいても暖かい快適な生活が送れる点に満足しているという声は非常に多く見受けられます。
「冬の朝、布団から出るのが辛くなくなった」「廊下やトイレ、脱衣所まで暖かいのでヒートショックの心配がない」といった具体的な喜びの声がその評価を裏付けています。
また、高気密・高断熱性能に由来する光熱費の安さも、高く評価されているポイントの一つです。
太陽光発電システムを標準で搭載している商品も多く、売電収入によって月々の電気代が実質ゼロ、あるいはプラスになる「ZEH(ゼッチ)」住宅を実現しているオーナーも少なくありません。
一方で、ネガティブな評判に目を向けることも重要でしょう。
よく指摘されるのが、「デザインの自由度が低い」という点です。
一条工務店では、高い性能を担保するために、構造計算や部材の工場生産化を進めており、それが間取りや外観デザインにおける制約につながることがあります。
「一条ルール」とも呼ばれる独自の設計上の制約があり、思い描いていた通りのデザインを実現できなかったという不満の声も散見されます。
さらに、営業担当者や設計士、現場監督の質にばらつきがあるという指摘も無視できません。
これはどのハウスメーカーにも共通して言えることかもしれませんが、担当者との相性が悪かったり、提案力に不満を感じたりするケースもあるようです。
家づくりは担当者との二人三脚で進めるものですから、信頼できるパートナーを見つけられるかどうかが満足度を大きく左右すると言えるでしょう。
これらの評判を総合すると、一条工務店の家は、性能や快適性を最優先に考える人にとっては非常に満足度の高い選択肢となり得ます。
しかし、デザインの独創性や間取りの完全な自由度を求める人にとっては、物足りなさを感じる可能性があるということです。
評判を参考にする際は、良い面と悪い面の両方を客観的に捉え、自分たちの家づくりにおいて何を最も重視するのかを明確にすることが大切になります。
気になる坪単価と価格の相場
注文住宅を建てる上で、評判と並んで最も関心の高い項目が費用、特に坪単価と総額でしょう。
一条工務店の価格設定は、他のハウスメーカーと比較してどのような位置づけになるのでしょうか。
まず、一条工務店の坪単価は、一般的に60万円台後半から90万円程度が目安とされています。
この数字だけを見ると、ローコストメーカーよりは高く、高級住宅を専門とするメーカーよりは少し安い、ミドルクラスからアッパークラスの価格帯に位置づけられるでしょう。
しかし、この坪単価を評価する上で非常に重要なのが、一条工務店の「標準仕様の充実度」です。
他社では高額なオプション扱いとなることが多い「全館床暖房」や「高性能な断熱材」、「大容量の太陽光発電システム」、「樹脂サッシ」などが標準で含まれているケースがほとんどです。
そのため、他社で同じレベルの性能や設備を求めると、オプション費用が積み重なり、結果的に一条工務店の総額を上回ることも少なくありません。
つまり、表面的な坪単価だけでなく、最終的に支払う総額と、その中に含まれる仕様の内容を比較検討することが極めて重要なのです。
具体的な価格相場としては、主力商品である「i-smart」や「i-cube」で、延床面積30坪程度の一般的な住宅を建てた場合、建物本体価格でおおよそ2,500万円から3,500万円程度が一つの目安となります。
ただし、これはあくまで本体価格であり、注文住宅の総費用には、これに加えて付帯工事費や諸費用が必要になることを忘れてはいけません。
付帯工事費とは、地盤改良工事や外構工事、給排水工事などにかかる費用のことです。
諸費用には、登記費用や火災保険料、住宅ローン関連の費用などが含まれます。
これらの費用は、土地の状況や選択するプランによって大きく変動しますが、一般的には建物本体価格の20%から30%程度を見ておくとよいでしょう。
したがって、総額としては3,000万円台から4,000万円台になるケースが多くなります。
価格を検討する際には、必ず複数のハウスメーカーから同程度の仕様で見積もりを取り、総額で比較することが賢明です。
一条工務店の営業担当者に相談すれば、詳しい資金計画のシミュレーションも行ってくれるはずですから、住宅展示場などで一度話を聞いてみることをお勧めします。
家づくりで後悔しないためのポイント

高額な買い物である注文住宅だからこそ、「建ててから後悔した」という事態は絶対に避けたいものです。
一条工務店で家づくりを進める上で、後悔しないために押さえておきたいポイントをいくつかご紹介します。
第一に、間取りの検討は徹底的に行うことが重要です。
一条工務店には、性能を維持するための「一条ルール」と呼ばれる設計上の制約が存在します。
例えば、耐力壁の配置や窓の大きさ・位置などに制限があるため、理想の間取りがそのまま実現できるとは限りません。
設計段階で「もっとこうすれば良かった」と後悔しないためには、自分たちのライフスタイルや将来の家族構成の変化を具体的にイメージし、設計士に粘り強く要望を伝える姿勢が求められます。
コンセントの位置や数、収納の広さと配置、生活動線や家事動線など、細かい部分まで妥協せずにシミュレーションを重ねましょう。
第二に、オプションの選択は慎重に行う必要があります。
一条工務店は標準仕様が非常に充実しているため、多くの設備は追加費用なしで導入できます。
しかし、キッチンやバスルームのグレードアップ、壁紙の変更、造作家具の追加など、こだわり始めるとオプション費用はあっという間に膨らんでしまいます。
本当に必要なものと、単なる憧れで見極め、予算オーバーにならないように冷静に判断することが大切です。
「これも付ければ良かった」という後悔と、「付けなければ良かった」という後悔の両方を避けるため、優先順位を明確にしておきましょう。
第三のポイントは、住宅展示場のモデルハウスを過信しないことです。
モデルハウスは、多くの人に見てもらうために、広く、豪華なオプション満載の仕様で建てられています。
実際の自分たちの家のサイズ感や標準仕様とは異なる部分が多いことを念頭に置いて見学する必要があります。
可能であれば、実際に一条工務店で家を建てた人の家を見学できる「入居宅訪問」の機会を活用することをお勧めします。
現実的な広さや仕様の家を見ることで、より具体的なイメージが湧き、後悔のリスクを減らすことができるでしょう。
- 間取りは生活動線を細部までシミュレーションする
- オプションは優先順位をつけ、予算管理を徹底する
- モデルハウスは参考程度にし、入居宅訪問を活用する
- 担当者とのコミュニケーションを密にし、疑問点は都度解消する
最後に、担当者との良好な関係構築も欠かせません。
設計や仕様決めの段階で疑問や不安に思ったことは、どんな些細なことでも遠慮なく質問し、納得できるまで説明を求めるべきです。
信頼できる担当者と密にコミュニケーションを取ることが、後悔しない家づくりへの一番の近道と言えるかもしれません。
知っておくべきデメリットと注意点
一条工務店の家は多くの魅力を持つ一方で、契約前に知っておくべきデメリットや注意点も存在します。
これらを事前に理解し、許容できるかどうかを判断することが、後悔のない家選びにつながります。
最もよく挙げられるデメリットは、前述もしましたが「設計の自由度の低さ」です。
一条工務店は、住宅の性能を規格化された部材の工場生産によって担保しています。
この「性能と品質の安定」という大きなメリットの裏返しとして、間取りやデザインに一定の制約、通称「一条ルール」が生じます。
例えば、壁の配置や窓の種類、サイズなどに制限があり、建築家とつくるような独創的なデザインの家を建てたいと考えている方には不向きかもしれません。
自分たちの理想の暮らしを実現するために、その制約がどの程度影響するのか、設計段階でしっかりと確認する必要があります。
次に、「仮契約」のシステムにも注意が必要です。
一条工務店では、本格的な地盤調査や詳細なプランニングに進むために、100万円程度の申込金を支払う「仮契約」を結ぶのが一般的です。
この仮契約は、本契約に至らなかった場合には申込金が返還されることが多いですが、営業担当者によっては「早く決めないと」というプレッシャーを感じることもあるようです。
大きな金額が動く話ですので、仮契約の条件や内容を十分に理解し、納得した上で進めるようにしましょう。
また、内装や設備の選択肢が比較的少ないという点もデメリットと感じる方がいます。
キッチン、バス、トイレなどの住宅設備は、基本的に一条工務店グループの製品か、提携している特定メーカーの製品から選ぶことになります。
海外製のスタイリッシュなキッチンを入れたい、といった強いこだわりがある場合は、実現が難しいか、高額なオプション費用がかかる可能性が高いです。
標準仕様の質の高さは魅力ですが、選択の幅が限られることは認識しておくべきでしょう。
さらに、全館床暖房は非常に快適な一方で、その修理やメンテナンス費用が将来的に高額になるリスクもゼロではありません。
もちろん長期保証はありますが、保証期間が過ぎた後のことも少しは考えておく必要があります。
これらのデメリットは、一条工務店が「性能」という軸をぶらさずに家づくりを行っていることの裏返しでもあります。
自分たちの価値観と照らし合わせ、これらの点を許容できるかどうかを冷静に判断することが求められます。
他社にはない一条工務店の特徴とは

数あるハウスメーカーの中で、一条工務店が多くの人から選ばれる理由は、他社にはない明確な特徴を持っているからです。
その最大の特徴は、なんといっても「家は、性能。」というキャッチコピーに集約される、業界トップクラスの住宅性能へのこだわりにあります。
その性能を支える技術の一つが、自社グループ工場での部材生産です。
壁パネルや窓、断熱材、さらには全館床暖房のユニットやキッチン、収納といった住宅の主要なパーツのほとんどを自社工場で開発・生産しています。
これにより、現場での施工精度にばらつきが出にくく、常に高品質な住宅を安定して供給できる体制を整えているのです。
多くのハウスメーカーが外部の建材メーカーから部材を仕入れているのとは一線を画す、一条工務店の大きな強みと言えます。
また、その性能を実際に体験してもらうための「実験」にかける情熱も特徴的です。
住宅展示場では、断熱性能の違いを体感できるコーナーや、耐震性を証明するための実大実験の映像などを積極的に公開しています。
自社の性能に絶対的な自信があるからこそできるアピール方法であり、顧客の納得感を高めることにつながっています。
さらに、標準仕様のレベルの高さも他社を圧倒する特徴です。
前述の通り、全館床暖房や大容量太陽光発電、高性能な樹脂サッシなどが追加費用なしで付いてくる「標準仕様=フル装備」という考え方は、オプションを積み上げていく他社の価格体系とは大きく異なります。
これにより、契約後の追加費用が少なく、資金計画が立てやすいというメリットも生まれます。
アフターサービスに関しても、専門の子会社「一条工務店アフターメンテナンス」が対応する体制を整えており、迅速で手厚いサポートが期待できる点も、オーナーにとっては安心材料となるでしょう。
これらの特徴はすべて、「お客様よりお客様の家づくりに熱心であろう」という企業理念に基づいています。
デザインの自由度よりも、実際に住んでからの快適性、安全性、そして経済性を最優先に考える。
このブレない姿勢こそが、一条工務店を唯一無二の存在たらしめている最大の理由であり、多くの顧客から支持を集める源泉となっているのです。
注文住宅における一条工務店の性能と仕様
fa-ellipsis-v
この章のポイント
- 業界トップクラスと言われる住宅性能
- 標準仕様だけでどこまで快適になるか
- 人気の商品ラインナップを紹介
- 充実のアフターサービスと保証内容
- まとめ:後悔しない注文住宅なら一条工務店
業界トップクラスと言われる住宅性能
一条工務店の注文住宅を語る上で、その卓越した「性能」を抜きにしては考えられません。
同社は長年にわたり、住宅の基本性能である断熱性、気密性、耐震性を追求し続けてきました。
まず断熱性についてですが、一条工務店は「外内ダブル断熱構法」を採用しています。
これは、壁の中に高性能ウレタンフォームを充填する内断熱と、外側をEPS断熱材で覆う外断熱を組み合わせたものです。
これにより、国が定める次世代省エネルギー基準をはるかに上回る断熱性能を実現しています。
窓には、熱伝導率の低い樹脂フレームと、アルゴンガスが封入されたトリプルガラスなどを採用した高性能樹脂サッシを使用し、家全体を魔法瓶のように包み込むことで、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を保つのです。
気密性能も非常に高く、C値(住宅の隙間の量を示す数値)は業界トップクラスを誇ります。
C値は数字が小さいほど気密性が高いことを意味し、一条工務店では実測で平均C値0.59㎠/㎡という高い数値を公表しています。
高い気密性は、断熱性能を最大限に活かし、冷暖房の効率を高めるとともに、計画的な換気を可能にするために不可欠な要素です。
そして、日本で暮らす以上、避けては通れないのが地震への備え、すなわち耐震性能です。
一条工務店では、壁・床・天井を一体化させたモノコック構造を基本とし、国の建築基準法の基準を大きく超える耐震等級3を標準でクリアしています。
さらに、実大の建物を使った耐震実験を繰り返し行い、その安全性を科学的に証明している点も特筆すべきでしょう。
これらの高い基本性能が組み合わさることで、日々の快適な暮らしはもちろん、光熱費の削減、そして万が一の災害時における家族の安全・安心につながります。
「性能」と一口に言っても、その内容は多岐にわたりますが、一条工務店はこれらの要素を非常に高いレベルでバランスさせているハウスメーカーであると言えるでしょう。
住宅展示場などで、ぜひその性能の高さを裏付けるデータや構造について、詳しく説明を受けてみてください。
標準仕様だけでどこまで快適になるか
一条工務店の大きな魅力として繰り返し触れてきたのが「標準仕様の充実度」です。
「標準仕様」と聞くと、最低限の設備をイメージするかもしれませんが、一条工務店の場合はその概念が大きく異なります。
まさに「標準でフル装備」と呼べるほど、暮らしを豊かにする高品質な設備が最初からパッケージに含まれているのです。
その代表格が、やはり「全館床暖房」でしょう。
リビングや居室はもちろんのこと、廊下、キッチン、洗面所、トイレに至るまで、家中のほぼすべての床に温水パイプが張り巡らされています。
これにより、冬でも室内のどこにいても足元からポカポカと暖かく、エアコンのように風や乾燥に悩まされることもありません。
室温のバリアフリーが実現することで、ヒートショックのリスクを大幅に低減できるため、特に高齢のご家族がいる家庭にとっては大きな安心材料となります。
また、キッチンやカップボード(食器棚)、システムバス、洗面化粧台といった住宅設備も、自社グループ工場で生産された高品質なものが標準仕様となっています。
特に収納の充実ぶりは特筆もので、大容量のカップボードやシューズボックス、クローゼットなどが標準で備え付けられているため、追加で家具を購入する必要がほとんどありません。
これにより、入居後のコストを抑えられるだけでなく、デザインに統一感のあるスッキリとした空間を実現できます。
さらに、省エネ性能を高める設備も標準で充実しています。
前述の高性能樹脂サッシや、熱交換率90%を誇る換気システム「ロスガード90」は、冷暖房のエネルギーロスを最小限に抑え、常に新鮮な空気を室内に取り入れながら快適な温度を保ってくれます。
これらの設備がすべて追加料金なしの「標準仕様」として提供されるため、一条工務店の家は、入居したその日から非常に高いレベルの快適性と経済性を享受できるのです。
オプション選びに頭を悩ませることなく、高い満足度が得られる家づくりができる。これこそが、一条工務店の標準仕様がもたらす最大の価値と言えるでしょう。
人気の商品ラインナップを紹介

一条工務店では、顧客のニーズやデザインの好みに合わせて、多彩な注文住宅の商品ラインナップを用意しています。
それぞれに特徴がありますが、ここでは特に人気の高い代表的な商品をいくつか紹介します。
i-smart(アイ・スマート)
「i-smart」は、一条工務店の商品の中でも圧倒的な人気を誇る主力商品です。
その特徴は、業界最高クラスの性能と、シンプルで洗練されたモダンなデザインを両立させている点にあります。
外観は、凹凸の少ないキューブ型を基調としたスタイリッシュなデザインで、内装も白を基調とした明るく開放的な空間が特徴です。
性能面では、超気密・超断熱仕様はもちろんのこと、全館床暖房、熱交換換気システム「ロスガード90」、大容量太陽光発電などが標準搭載されています。
機能性とデザイン性の両方を高いレベルで求める方に最も選ばれている商品です。
i-cube(アイ・キューブ)
「i-cube」は、「i-smart」と同様にキューブ型のモダンなデザインですが、よりコストパフォーマンスを重視した商品です。
性能面では「i-smart」に引けを取らない高いレベルを維持しつつ、一部の仕様をシンプルにすることで、手の届きやすい価格を実現しています。
外壁の色や内装の選択肢は「i-smart」に比べると限られますが、性能を妥協したくないけれど、予算は抑えたいという賢い選択をしたい方に人気のモデルとなっています。
GRAND SAISON(グラン・セゾン)
「グラン・セゾン」は、ヨーロピアンな気品と重厚感をまとった、よりデザイン性を高めた商品です。
一条工務店の性能はそのままに、内外装の素材やデザインに徹底的にこだわり、上質な暮らしを提案します。
例えば、無垢材のフローリングや、高級感のあるオリジナルのキッチン、パラペットルーフなどが選択でき、より自由で格調高い空間づくりが可能です。
性能だけでなく、家の「顔」となるデザインにもこだわりたいという方におすすめです。
平屋のラインナップ
近年、世代を問わず人気が高まっている平屋住宅にも、一条工務店は力を入れています。
「i-smart」や「グラン・セゾン」にも平屋プランが用意されており、ワンフロアで完結する暮らしやすさと、一条工務店ならではの高性能を両立させることができます。
勾配天井を活かした開放的なリビングや、庭とのつながりを重視した間取りなど、平屋ならではの魅力を最大限に引き出す提案が可能です。
これらの他にも、南欧風デザインの「SAISON A type」や和風モダンの「百年」など、様々なテイストの商品が揃っています。
まずは住宅展示場に足を運び、それぞれの商品の雰囲気や特徴を実際に体感してみるのが良いでしょう。
充実のアフターサービスと保証内容
注文住宅は建てて終わりではなく、長年にわたって快適かつ安心して暮らしていくためのメンテナンスが不可欠です。
その点、一条工務店はアフターサービスと保証制度が非常に充実しており、オーナーからの評価も高いです。
まず、建物の保証制度ですが、構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分については、法律で定められた10年保証を大きく上回る「30年長期保証」を基本としています。
これは、自社の住宅の耐久性に高い自信を持っていることの表れと言えるでしょう。
さらに、住宅設備についても、一条工務店オリジナルの製品を中心に長期保証が設定されているのが特徴です。
例えば、全館床暖房は長期間安心して使えるように手厚い保証が用意されています。
引き渡し後の定期点検も手厚く行われます。
専門の子会社である「一条工務店アフターメンテナンス」のスタッフが、引き渡し後2ヶ月、1年、2年、5年、10年、15年、20年のタイミングで訪問し、建物の状態を細かくチェックしてくれます。
もし不具合が見つかった場合でも、迅速に対応してもらえる体制が整っています。
特筆すべきは、24時間365日対応の「アフターサポートセンター」の存在です。
夜間や休日に水漏れなどの急なトラブルが発生した場合でも、電話一本で相談でき、必要に応じて駆けつけてくれるサービスは、住む人にとって大きな安心感につながります。
また、一条工務店では、シロアリ対策として、人や環境に優しい「加圧注入処理」を構造材に施しています。
この処理により、木材の内部まで防腐・防蟻剤が浸透するため、効果が長期間持続します。
これについても長期の保証が付いており、薬剤の再散布が基本的に不要な点も、メンテナンスの手間とコストを削減する上で大きなメリットです。
このように、一条工務店は「建てるとき」だけでなく、「建てた後」の暮らしまで見据えた手厚いサポート体制を構築しています。
家の性能やデザインだけでなく、こうした長期的な安心感も、ハウスメーカー選びの重要な判断基準となるのではないでしょうか。
まとめ:後悔しない注文住宅なら一条工務店

これまで、注文住宅を一条工務店で建てる際の様々な側面について詳しく見てきました。
評判や価格、メリット・デメリット、そして他社にはない圧倒的な性能と充実した標準仕様。
これらの情報を総合すると、一条工務店は「誰もが満足できるハウスメーカー」ではないかもしれませんが、「特定の価値観を持つ人にとっては最高のパートナー」になり得る存在だと言えるでしょう。
もしあなたが、家のデザイン性や奇抜さよりも、日々の暮らしの快適性、家族の健康と安全、そして長期的な視点での経済性を最も重視するのであれば、一条工務店は非常に有力な選択肢となります。
特に、冬の寒さや夏の暑さといったストレスから解放され、一年中春のような快適な室温で過ごしたいと願う方にとって、全館床暖房や超気密・超断熱の住まいは、まさに理想的な環境を提供してくれるはずです。
また、初期投資は決して安くありませんが、太陽光発電による売電収入や、高い断熱性能による光熱費の削減効果を考慮すれば、ランニングコストを含めたトータルコストでは十分に競争力があります。
もちろん、設計の自由度に制約がある点や、デザインの選択肢が限られるといったデメリットも存在します。
家づくりで後悔しないためには、これらのマイナス面もしっかりと理解し、自分たちの理想の家づくりと照らし合わせて、許容できる範囲にあるかどうかを見極めることが不可欠です。
最終的な決断を下す前に、ぜひ一度、一条工務店の住宅展示場に足を運んでみてください。
そして、モデルハウスの豪華さだけでなく、その構造や性能について、納得できるまで営業担当者に質問をぶつけてみることをお勧めします。
可能であれば、入居宅訪問で実際に暮らしている人の生の声を聞くのが最も参考になるでしょう。
この記事で得た知識を基に、あなた自身の目で見て、肌で感じて、判断することで、きっと後悔のない家づくりを実現できるはずです。
注文住宅で一条工務店を選ぶという決断が、あなたの家族にとって最高の未来につながることを願っています。
fa-file-powerpoint-o
この記事のまとめ
- 注文住宅で一条工務店は性能を最重視する人におすすめ
- 良い評判は全館床暖房の快適性と光熱費の安さ
- 悪い評判は設計の自由度の低さやデザイン面の制約
- 坪単価は60万円台後半から90万円が目安
- 標準仕様が充実しているためオプション費用は比較的少ない
- 総額では3,000万円台から4,000万円台が中心価格帯
- 後悔しないためには間取りと資金計画の徹底が重要
- 「一条ルール」と呼ばれる設計上の制約を理解しておく
- デメリットはデザインの選択肢が限られる点など
- 特徴は自社工場生産による品質の安定と高い住宅性能
- 主力商品はデザインと性能を両立した「i-smart」
- 近年人気の平屋プランも豊富に用意されている
- アフターサービスは専門子会社が担当し手厚い
- 30年長期保証など保証制度も充実している
- まずは住宅展示場で性能の高さを体感することが大切

