一条工務店での家…

一条工務店での家づくりを検討する際、多くの方が注目するのがその圧倒的な住宅性能ではないでしょうか。
インターネットやSNS上では、「業界トップクラス」「住み心地が最高」といった高評価を目にする一方で、本当にそれほどの価値があるのか、何かデメリットはないのかと気になる方も多いはずです。
一条工務店 性能について深く知ることは、家づくりで後悔しないための重要なステップと言えるでしょう。
この記事では、一条工務店の性能を客観的な視点から徹底的に掘り下げます。
断熱性能や耐震性能といった基本的な強みから、アイスマートとグランスマートの性能比較、さらには標準仕様の充実度まで詳しく解説します。
また、性能が高いがゆえに生じる可能性のある後悔ポイントや、実際の評判、他社との比較を通じて、一条工務店の住まいが持つ本当の価値を明らかにしていきます。
fa-hand-pointer-o
この記事で分かる事、ポイント
- 一条工務店の断熱性・気密性の具体的な数値
- 最高等級を誇る耐震性能の秘密
- 人気商品アイスマートとグランスマートの性能の違い
- 驚くほど充実した標準仕様の内容
- 性能の高さから生まれる意外な後悔ポイント
- 実際に住んでいる人のリアルな評判や口コミ
- 他の大手ハウスメーカーとの性能比較
一条工務店 性能の全体像を徹底解説
fa-ellipsis-v
この章のポイント
- 業界トップクラスの断熱性能の秘密
- 驚異的な気密性がもたらす快適な暮らし
- 最高等級の耐震性能で家族を守る
- アイスマートとグランスマートの性能比較
- 標準仕様で実現する高性能な住まい
業界トップクラスの断熱性能の秘密

一条工務店 性能を語る上で、絶対に外すことができないのが業界でも最高水準を誇る断熱性能です。
なぜこれほどまでに高い断熱性を実現できるのか、その秘密は独自の技術と標準仕様へのこだわりにあります。
まず、壁や天井には高性能な断熱材である「高性能ウレタンフォーム」が採用されています。
これは一般的なグラスウールと比較して約2倍の断熱効果を持つ素材であり、これを分厚く施工することで、外気の熱が室内に伝わるのを強力に防ぐわけです。
さらに一条工務店の大きな特徴として、「外内ダブル断熱構法」が挙げられます。
建物の構造体の外側と内側の両方から断熱材で包み込むこの方法は、魔法瓶のように家全体をすっぽりと覆うことで、熱の出入りを最小限に抑えます。
これにより、夏は涼しく冬は暖かい、一年中快適な室温を保ちやすくなるのです。
そして、家の熱が最も逃げやすいと言われる「窓」にも、一条工務店ならではの工夫が見られます。
標準で採用されているのは「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」です。
これは3層のガラスと熱を伝えにくい樹脂製のサッシを組み合わせたもので、一般的なアルミサッシのペアガラス窓に比べて、約5倍もの断熱性能を発揮すると言われています。
窓からの熱損失を大幅に削減することで、家全体の断熱性を飛躍的に高めていると考えられます。
これらの技術の組み合わせにより、一条工務店の住宅は国の定める省エネ基準をはるかに上回る数値を実現しています。
住宅の断熱性能を示すUA値(外皮平均熱貫流率)は、数値が小さいほど高性能とされますが、一条工務店の住まいはHEAT20のG2、G3グレードといった最高レベルの基準をクリアしています。
この圧倒的な断熱性能こそが、光熱費の削減やヒートショックのリスク軽減といった、住む人にとっての大きなメリットに直結していると言えるでしょう。
驚異的な気密性がもたらす快適な暮らし
一条工務店の住宅性能を支えるもう一つの重要な柱が、その驚異的な気密性です。
気密性とは、家にどれだけ隙間がないかを示す性能のことで、「C値(相当隙間面積)」という数値で表されます。
このC値が小さければ小さいほど、隙間が少なく気密性の高い家ということになります。
日本の省エネ基準ではC値に関する明確な規定はなくなりましたが、快適で健康的な住環境を実現するためには、非常に重要な要素であることに変わりありません。
一条工務店では、全棟で気密測定を実施し、その性能を数値で施主に報告しています。
そして、その平均C値は0.59㎠/㎡と公表されており、これは業界でもトップクラスの数値です。
一般的な高気密住宅でもC値1.0㎠/㎡以下を目指すことが多い中で、この数値がいかに優れているかが分かるでしょう。
では、気密性が高いとどのようなメリットがあるのでしょうか。
第一に、断熱性能を最大限に活かすことができる点です。
どれだけ高性能な断熱材を使っても、家に隙間が多ければそこから熱が逃げてしまい、断熱効果は半減してしまいます。
高い気密性があってこそ、断熱材が持つ本来の力を発揮し、魔法瓶のような快適な室内環境を維持できるわけです。
第二に、計画的な換気が可能になるという点です。
隙間が多い家では、どこから空気が出入りするかわからないため、効率的な換気ができません。
しかし、気密性が高ければ、給気口と排気口を明確にコントロールでき、家全体の空気をクリーンに保つことができます。
一条工務店が標準採用している全熱交換型換気システム「ロスガード90」は、この高い気密性があるからこそ、その真価を発揮するのです。
このシステムは、外気を取り込む際に室内の温度と湿度に近づけてから給気するため、換気による熱損失を大幅に抑え、冷暖房の効率を下げることがありません。
このように、一条工務店の驚異的な気密性は、断熱性能との相乗効果で快適な室温を維持し、計画換気によって健康的な空気環境を実現するための、まさに縁の下の力持ちと言える性能なのです。
最高等級の耐震性能で家族を守る

日本は地震大国であり、住宅選びにおいて耐震性能は最も重要視すべき項目の一つです。
一条工務店 性能の大きな魅力として、この耐震性能が極めて高いレベルにあることが挙げられます。
一条工務店では、国の定める住宅性能表示制度において、最高等級である「耐震等級3」を標準でクリアしています。
耐震等級3は、建築基準法で定められた耐震性能(等級1)の1.5倍の強度を持つことを意味し、消防署や警察署といった防災の拠点となる建物と同等のレベルです。
この最高等級の耐震性を実現しているのが、一条工務店独自の「ツインモノコック構造」です。
これは、壁・床・天井を一体化させた箱型の構造で、地震の揺れを建物全体で受け止めて力を分散させる特徴があります。
飛行機や新幹線にも採用されているこの構造は、外部からの力に対して非常に高い剛性を発揮します。
さらに、壁には構造用合板を両面から貼り、接合部には専用の釘を適切な間隔で打ち込むなど、細部にわたる工夫が強度を高めています。
加えて、地盤調査の結果に基づいた最適な基礎工事も、高い耐震性能を支える重要な要素です。
一条工務店では、実物大の建物を使った耐震実験を繰り返し行っており、その性能を科学的に検証しています。
過去には、阪神・淡路大震災や熊本地震クラスの揺れを再現した実験でも、構造上の損傷がなかったことが報告されており、その信頼性は非常に高いと言えるでしょう。
また、免震装置をオプションで選択することも可能です。
免震は、建物と基礎の間に特殊な装置を設置することで、地面の揺れを直接建物に伝えないようにする技術です。
これにより、建物の揺れを大幅に軽減し、室内の家具の転倒なども防ぐ効果が期待できます。
家族の安全・安心な暮らしを守るために、耐震性能は決して妥協できないポイントです。
一条工務店が標準で提供する最高等級の耐震性能は、万が一の災害時にも大切な家族と財産を守るための、大きな安心材料となるのではないでしょうか。
アイスマートとグランスマートの性能比較
一条工務店の中でも特に人気が高い商品ラインが「i-smart(アイスマート)」と「GRAND SMART(グランスマート)」です。
どちらも高い住宅性能を誇りますが、デザイン性や標準仕様に違いがあり、どちらを選ぶべきか悩む方も少なくありません。
ここでは、両者の性能や特徴を比較してみましょう。
まず、基本的な住宅性能である断熱性、気密性、耐震性については、アイスマートとグランスマートの間に大きな差はありません。
どちらも業界トップクラスの性能を標準で備えており、UA値やC値、耐震等級3といったスペックは共通しています。
したがって、「性能」という観点だけで見れば、どちらを選んでも一条工務店が誇る快適で安全な暮らしを手に入れることができます。
では、主な違いはどこにあるのでしょうか。
最大の相違点は「デザイン性」と「標準仕様のグレード」にあります。
- **アイスマート**:シンプルでモダンなデザインが特徴です。内外装ともに直線的でスタイリッシュな印象を与え、グッドデザイン賞を受賞した実績もあります。標準仕様でも十分に高品質ですが、どちらかというと機能性を重視した合理的な設計思想がベースにあります。
- **グランスマート**:アイスマートの性能はそのままに、より高級感とデザイン性を高めた上位モデルと位置づけられています。外壁には重厚感のある「グレイスタイル」が標準で採用できるほか、内装の建具や設備の選択肢も豊富で、より上質な空間づくりが可能です。
具体的な標準仕様の違いを下の表にまとめました。
| 項目 | アイスマート | グランスマート |
|---|---|---|
| 外壁タイル | ハイドロテクトタイル | ハイドロテクトタイル、グレイスタイル、石目調タイル |
| キッチン | スマートキッチン | グレイスキッチン(スマートキッチンも選択可) |
| フローリング | EBコートフローリング | モクリア(EBコートフローリングも選択可) |
| 天井高 | 2400mm | 2400mm(オプションで2600mmの折り上げ天井可) |
グランスマートは、キッチンやフローリングなどの標準仕様がよりグレードの高いものになっており、デザインの選択肢が広いことがわかります。
もちろん、その分、坪単価はグランスマートの方が高くなる傾向にあります。
結論として、最高の住宅性能をベースに、シンプルでモダンなデザインとコストパフォーマンスを重視するならアイスマート、性能に加えて内外装の高級感やデザインの自由度を求めるならグランスマートが適していると言えるでしょう。
ご自身の予算やデザインの好みに合わせて、最適な商品を選ぶことが重要です。
標準仕様で実現する高性能な住まい

多くのハウスメーカーでは、高性能な設備や仕様は「オプション」として追加費用がかかるのが一般的です。
しかし、一条工務店の大きな特徴であり、多くの施主から支持されている理由の一つが、その「標準仕様の充実度」にあります。
一条工務店では「家は、性能。」という理念のもと、快適・健康・安全な暮らしに不可欠なものは、最初から標準で提供すべきだと考えています。
これにより、追加費用をかけなくても、業界トップクラスの高性能な住まいが実現できるのです。
具体的にどのようなものが標準仕様に含まれているのか、代表的なものをいくつかご紹介します。
- **全館床暖房**:冬の快適性を劇的に向上させる全館床暖房が、1階も2階も、さらには廊下やトイレ、お風呂の洗い場まで標準で設置されます。家中のどこにいても足元から暖かく、ヒートショックのリスクを大幅に低減します。
- **太陽光発電システム**:屋根一体型の太陽光パネルが標準で搭載されています(容量は建物の大きさによります)。これにより、日中の電気代を賄うだけでなく、余った電力を売電することも可能です。初期費用を抑えて太陽光発電を導入できるのは大きなメリットです。
- **全熱交換型換気システム「ロスガード90」**:前述の通り、高い気密性と合わせて家中の空気をクリーンに保つ換気システムです。温度と湿度を調整しながら換気するため、冷暖房のエネルギーロスを最小限に抑えます。
- **高性能な窓と断熱材**:これも前述の通りですが、「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」や「高性能ウレタンフォーム」といった業界最高レベルの断熱部材が標準で採用されています。
- **ハイドロテクトタイル**:光触媒の効果で、太陽の光で汚れを分解し、雨で洗い流すセルフクリーニング機能を持つ外壁タイルが標準です。これにより、将来的な外壁のメンテナンス費用を大幅に削減できます。
これらの設備や仕様は、他社であればそれぞれが数十万円から数百万円のオプション費用となるケースも少なくありません。
一条工務店では、これらがすべて含まれた価格提示が基本となるため、契約後の追加費用が少なく、資金計画が立てやすいというメリットもあります。
「標準仕様が豪華すぎて、オーバースペックだ」という意見もありますが、長く快適に、そして経済的に暮らしていくためには、これらの性能は決して無駄にはならないでしょう。
一条工務店 性能の高さは、この圧倒的に充実した標準仕様によって支えられているのです。
気になる一条工務店 性能のデメリットと評判
fa-ellipsis-v
この章のポイント
- 性能が高いゆえの後悔ポイントとは
- 実際に悪い評判はあるのかを調査
- 性能以外のメリット・デメリットを整理
- 他社ハウスメーカーとの性能比較
- 結論:一条工務店 性能の総合評価
性能が高いゆえの後悔ポイントとは

一条工務店の住宅性能が非常に高いことは間違いありませんが、その性能の高さが、時としてデメリットや「後悔ポイント」につながる可能性があることも理解しておく必要があります。
これは性能そのものが悪いわけではなく、住む人のライフスタイルや価値観とのミスマッチが原因で起こることが多いようです。
代表的な後悔ポイントをいくつか見ていきましょう。
1. 過乾燥による冬の乾燥感
一条工務店の家は気密性が非常に高いため、冬場は乾燥しやすい傾向にあります。
全館床暖房とロスガード90による計画換気は快適な反面、室内の湿度を奪いがちです。
そのため、加湿器が必須となるケースが多く、「冬は喉が痛くなる」「肌がカサカサする」といった声が聞かれます。
特に、ロスガード90には加湿機能がないため、別途、パワフルな加湿器を複数台用意する必要が出てくるかもしれません。この点を事前に理解しておかないと、住んでから想定外の対策が必要になり後悔につながる可能性があります。
2. 設計の自由度が低い「一条ルール」
高い性能を工場生産によって安定的に供給するため、一条工務店には「一条ルール」と呼ばれる独自の設計上の制約が存在します。
例えば、耐震性を確保するために窓の大きさや配置に制限があったり、間取りの自由度が他社に比べて低かったりすることがあります。
「もっと大きな窓を付けたかった」「吹き抜けを広くしたかった」といった、デザインや間取りへのこだわりが強い方にとっては、この一条ルールが大きな制約となり、理想の家づくりができないと感じるかもしれません。
性能を最優先するがゆえのトレードオフと言えるでしょう。
3. 設備の選択肢が少ない
標準仕様が充実していることの裏返しとして、キッチンやお風呂、トイレといった住宅設備の選択肢が限られるというデメリットがあります。
一条工務店は自社グループで設備を開発・生産しているため、基本的に他社製品を選ぶことはできません。
「どうしてもこのメーカーのキッチンを入れたい」といった強いこだわりがある場合、その希望を叶えることは難しくなります。
性能や統一感という点ではメリットですが、選択の自由度を重視する方にとっては不満点となる可能性があります。
これらの後悔ポイントは、いずれも一条工務店の「性能へのこだわり」から生じているものです。
契約前に、こうしたメリットとデメリットを正しく理解し、自分の家づくりに求める優先順位と照らし合わせることが、後悔しないための最も重要なポイントとなります。
実際に悪い評判はあるのかを調査
一条工務店を検討する上で、インターネット上で見かける「悪い評判」が気になるという方も多いでしょう。
実際にどのような評判があるのか、客観的に調査し、その内容を分析してみることは重要です。
まず大前提として、住宅性能そのもの、つまり断熱性や気密性、耐震性といったスペックに対して「悪い」という評判はほとんど見当たりません。
むしろ、「冬でもTシャツ一枚で過ごせる」「光熱費が本当に安くなった」「地震の時も安心感があった」など、性能面を絶賛する声が大多数を占めています。
では、どのような点にネガティブな評判が集まりやすいのでしょうか。
主に、以下のようなカテゴリーに分類できるようです。
- **設計・デザイン面**:「一条ルール」による制約の多さ、外観や内装が画一的で個性を出しにくい、といったデザインの自由度に関する不満。
- **営業・担当者**:営業担当者との相性が悪かった、知識不足を感じた、契約を急かされた、といった人的な問題。これはどのハウスメーカーでも起こりうることですが、会社の規模が大きい分、口コミの数も多くなりがちです。
- **アフターサービス**:点検や修理の対応が遅い、担当部署との連携が取れていない、といった建てた後のサポート体制に関する不満。これも会社の規模拡大に体制が追いついていない可能性が指摘されることがあります。
- **価格・費用面**:坪単価が年々上昇しており、思ったよりも高額になったという声。また、標準仕様が充実しているため、不要な設備を外してコストダウンすることが難しい点への不満も見られます。
これらの評判を分析すると、一条工務店 性能そのものへの不満というよりは、会社のシステム、人的サービス、コストといった周辺要素に対するものが中心であることがわかります。
特に「一条ルール」に代表される設計上の制約は、性能と引き換えになる部分であるため、事前にどこまで許容できるかをしっかりと確認しておく必要があります。
また、営業担当者やアフターサービスについては、担当者個人の資質や支店による差が大きい部分でもあります。
悪い評判だけを鵜呑みにするのではなく、なぜそのような評判が出ているのかという背景を理解し、モデルハウス訪問時や打ち合わせの際に、自分の目で担当者の対応などを確かめることが大切です。
どんなハウスメーカーにも良い評判と悪い評判は存在します。
重要なのは、自分たちが何を重視するのかを明確にし、その基準に照らして情報を取捨選択していくことだと言えるでしょう。
性能以外のメリット・デメリットを整理

これまで一条工務店 性能の高さに焦点を当ててきましたが、家づくりは性能だけで決まるものではありません。
ここでは、性能以外の側面から見た一条工務店のメリットとデメリットを整理し、より多角的な視点から評価してみましょう。
メリット
まず、性能以外のメリットとして挙げられる点をいくつか紹介します。
- **コストパフォーマンスと価格の分かりやすさ**
前述の通り、全館床暖房や太陽光発電といった高性能な設備が標準仕様に含まれているため、オプションを追加していく他社と比べて、最終的な価格が初期の見積もりから大きく乖離しにくいというメリットがあります。トータルで考えるとコストパフォーマンスが高いと感じる人が多いようです。 - **光熱費の削減**
これは性能に直結する部分ですが、生活していく上での経済的なメリットとして非常に大きいです。高い断熱性・気密性と太陽光発電の組み合わせにより、月々の光熱費を大幅に抑えることが可能です。場合によっては光熱費がゼロ、あるいはプラスになる「光熱費プラス住宅」も実現できます。 - **メンテナンスコストの抑制**
標準仕様のハイドロテクトタイルは、再塗装の必要がほとんどなく、長期的な外壁メンテナンスのコストを削減できます。初期費用だけでなく、住み始めてからのランニングコストまで考慮されている点は大きな利点です。
デメリット
次に、性能以外のデメリットについても見ていきましょう。
- **仮契約システム**
一条工務店では、詳細な設計や地盤調査に進む前に「仮契約」を結ぶのが一般的です。この際に申込金が必要となり、もし本契約に至らなかった場合、全額は返金されないケースがあります。このシステムに抵抗を感じる人も少なくありません。 - **提携のインテリア業者が少ない**
カーテンや照明などを選ぶ際、提携している業者が限られているため、選択肢が少ないと感じることがあります。自分たちで業者を探すことも可能ですが、手間がかかる点をデメリットと感じる方もいるでしょう。 - **着工までの期間が長い**
人気ハウスメーカーであるため、契約から着工、引き渡しまでの期間が他の工務店などと比べて長くなる傾向があります。家を建てるスケジュールに余裕がない場合は、注意が必要です。
このように、一条工務店には性能面以外にも様々なメリットとデメリットが存在します。
住宅性能という絶対的な強みを軸に、これらの要素を総合的に判断し、自分たちの家づくりに合っているかどうかを見極めることが重要です。
他社ハウスメーカーとの性能比較
「一条工務店 性能はすごいと聞くけれど、他のハウスメーカーと比べて具体的にどう違うの?」という疑問を持つのは当然のことです。
ここでは、住宅性能の代表的な指標であるUA値とC値を用いて、他の大手ハウスメーカーと比較してみましょう。
ただし、これらの数値は商品ラインやプラン、地域によって変動するため、あくまで一般的な目安として捉えてください。
UA値(外皮平均熱貫流率)の比較
UA値は断熱性能を示す指標で、数値が小さいほど高性能です。国の省エネ基準(5〜7地域)では0.87が基準値とされています。
| ハウスメーカー | 代表的なUA値(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| **一条工務店** | **0.25** | 業界トップクラス。標準仕様でHEAT20 G2/G3レベルをクリア。 |
| 積水ハウス | 0.46 | グリーンファーストゼロ仕様などで高い断熱性を実現。 |
| セキスイハイム | 0.37 | 鉄骨系でも高い断熱性を追求。「あったかハイム」が有名。 |
| 大和ハウス | 0.40 | xevoΣ(ジーヴォシグマ)などで高断熱仕様を展開。 |
| タマホーム | 0.46 | ローコストながら長期優良住宅基準をクリアする性能。 |
この表からも、一条工務店のUA値が他社と比較して突出して低い(=断熱性能が高い)ことが分かります。
C値(相当隙間面積)の比較
C値は気密性能を示す指標で、こちらも数値が小さいほど高性能です。かつての次世代省エネ基準では5.0が基準でしたが、高気密住宅では1.0以下が目標とされます。
| ハウスメーカー | 代表的なC値(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| **一条工務店** | **0.59(平均実績値)** | 全棟気密測定を実施し、高いレベルを保証。 |
| スウェーデンハウス | 0.60 | 木製サッシ3層ガラスなどで高い気密性を誇る。 |
| セキスイハイム | 2.0以下(目標値) | 工場生産により品質が安定しているが、測定は任意。 |
| 積水ハウス | - (公表値なし) | 公的な数値は公表していないが、一定の気密性は確保。 |
| 大和ハウス | - (公表値なし) | 積水ハウス同様、明確なC値は公表していない。 |
C値に関しては、そもそも全棟で測定・公表しているメーカーが少ないのが現状です。
その中で、一条工務店はスウェーデンハウスと並び、非常に高い気密性能を全棟で保証している数少ないメーカーと言えます。
これらの比較から、一条工務店 性能、特に断熱性と気密性に関しては、数あるハウスメーカーの中でも頭一つ抜けた存在であることが客観的な数値からも明らかです。
もちろん、他社にはデザイン性や構法、ブランド力といった異なる魅力がありますので、性能とそれ以外の要素を天秤にかけ、総合的に判断することが大切です。
結論:一条工務店 性能の総合評価

これまで、一条工務店 性能について、その強みからデメリット、他社比較まで様々な角度から詳しく解説してきました。
これまでの情報を総合的に評価し、結論をまとめたいと思います。
結論として、一条工務店の住宅性能は、疑いようもなく「業界最高水準」であると言えます。
特に、断熱性(UA値)と気密性(C値)においては、他の大手ハウスメーカーを凌駕する圧倒的な数値を誇り、それを特別なオプションではなく「標準仕様」で提供している点が最大の強みです。
耐震等級3の確保、全館床暖房、太陽光発電システム、高性能な換気システムといった、快適で安全、そして経済的な暮らしを実現するための要素が、最初からすべて盛り込まれているのです。
これは、「家は、性能。」という企業理念が一貫して製品づくりに反映されている証拠と言えるでしょう。
一方で、その高性能を追求するがゆえのデメリットも存在します。
工場生産による品質の均一化とコストダウンは、「一条ルール」という設計上の制約を生み、デザインの自由度をある程度犠牲にしています。
また、高気密・高断熱であるがゆえの「冬の乾燥」といった、住み始めてから気づく特性への対策も必要になります。
つまり、一条工務店の家は「万人受けする完璧な家」というわけではなく、「住宅性能という価値を最優先する人にとって、最高の選択肢の一つ」と評価するのが最も適切だと考えられます。
デザインや間取りに強いこだわりがあり、建築家と作り上げるような自由な家づくりをしたい方には、一条工務店は不向きかもしれません。
しかし、「とにかく暖かくて涼しい家に住みたい」「光熱費を気にせず快適に暮らしたい」「家族の安全を第一に考えたい」「難しいオプション選択に悩みたくない」といったニーズを持つ方にとっては、これ以上ないほど魅力的なハウスメーカーであることは間違いありません。
最終的には、ご自身の家族が「家」という場所に何を求めるのか、その優先順位を明確にすることが重要です。
この記事で得た情報を元に、ぜひ一度、一条工務店の展示場に足を運び、その性能を肌で体感してみてください。
そうすることで、数値だけではわからない、自分たちにとっての本当の価値が見えてくるはずです。
fa-file-powerpoint-o
この記事のまとめ
- 一条工務店の性能は業界最高水準
- 断熱性能はUA値0.25と他社を圧倒
- 外内ダブル断熱とトリプル樹脂サッシが標準
- 気密性能はC値0.59が平均で計画換気に貢献
- 耐震性能は最高等級の3を標準でクリア
- ツインモノコック構造が地震から家族を守る
- アイスマートとグランスマートの基本性能は同等
- デザイン性と設備のグレードでグランスマートが上位
- 全館床暖房や太陽光発電が標準仕様でコスパが高い
- 性能の高さから冬場の過乾燥というデメリットも
- 一条ルールにより設計の自由度は低い傾向
- 住宅設備のメーカー選択肢はほぼない
- 性能自体への悪い評判は少なく満足度が非常に高い
- 担当者やアフターサービスの評判は賛否両論
- 住宅性能を最優先する人には最適な選択肢

